≪主からの期待を受けて≫
学生会会長 長尾基詩
2023 年度神学部

巻頭言

≪主からの期待を受けて≫
2023 年度神学部学生会会長 長尾基詩
全国諸教会の皆様、日ごろから私たち西南学院大学神学部をお祈りに覚え、支援をくだ さっていることを感謝いたします。今年もまた神学部誌「道」を発行し、神学生の現在の 実情、教員からのメッセージを皆様に発信できることを嬉しく思います。

最近、連盟、連合の中で対面の集会が徐々に再開し、話し合いの時が多く持たれている ように思います。それ自体は主の前に私たちすべての存在が会衆としてあるバプテストに とってとても喜ばしいことでしょう。しかし、ほぼすべての集会でこれからの私たち教会 の未来を憂う声が聞こえないことはないことも事実です。明確な答えのない問いを問い続 けるということは苦しいものです。

思えば神学するということがまさに明確な答えのない問いを問い続けるということに他 ならないと気づかされます。私たちはこの神学するという営みをなぜし続けることができ るのか?改めて一歩立ち止り考えさせられました。

私たちが主と出会わされ、信仰を与えられた時、私たちは主に何かを期待したのではな いでしょうか。それは自分の救いかもしれませんし、癒しであるかもしれませんし、友で あるかもしれません。

私たちが信仰を与えられ、キリスト者として立たされた現在、主もまた私たちに期待を されているのではないでしょうか。聖書には私たちがあるがままで受け入れられていると いう福音と同時に私たちはどう生きるべきであろうかという問いに対する指針もまたあり ます。主からの期待に私たちはどう応えるべきでしょうか?今こそわたしたちキリスト者 のすべてに与えられたイエス様の召しに聞き入りたいと思わされます。

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